京つう

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Posted by 京つう運営事務局  at 

2010年12月12日

「私と小鳥と鈴と」。

子育てをしていると常々自らの勉強不足に驚くのですが、特に童謡や「みんなの歌」の素晴らしさに最近気が付きました。
中でも「私と小鳥と鈴と」の曲、歌詞ともに深く心を打たれるものがあります。

「私と小鳥と鈴と」

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。

私が体をゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。




「みんなちがって、みんないい」。

この美しいフレーズを生み出した金子みすずさんは、1930年に26歳の若さで自ら死を選んでいます。金子さん自身はもしかしたら幸福とは言い切れない人生だったのかもしれません。
しかし、その視点から生まれる語彙には人間以外の万物に含まれた愛情が深く刻み込まれており、今も金子さんの詩に魅了される人が後を絶たないといいます。その意味では「彼女は未だ死を遂げていない」と考えることもできるでしょう。

Youtubeにも素晴らしい動画が掲載されています。


  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 23:07Comments(0)休日の企画営業

2010年12月12日

「救急車に乗る」

12月10日金曜日の夜に急きょ救急車に乗ることになりました。
(予定立てて乗ることなどは誰もないとは思いますが)


娘の容体が緊急的に悪化したのですが、年末は本当に色々なことがあります。だからこそ師走といわれるのでしょう。私は師ではないので、特に全速力で生きなければなりません。

取り急ぎは東山の救急病院に搬送したのち入院手続きをとり、自宅に戻って妻と娘の荷物諸々を確保し、職場に戻ってモバイルPCを整理し各種残った仕事を行い、深夜に再度救急病院に入ったのですが、特に症状がけいれんだったためにかなり慌ただしい対応でした。

基本的には24時間仕事をしていても眠気以外は苦にはならないのですが、こういった機会ばかりは当然ながら家族の時間をとることが任務なのではないかなと思います。
多忙の「忙」は「心」を「亡くす」と書きます。仕事は当然社会貢献として必要ですが、自らが心を亡くさないような仕事の仕方をしなくてはなりませんね。自分自身が心を亡くした仕事は誰も幸せにしないでしょう。


子供を育てていると、知らない間に私自身が育てられる、と感じることが本当に多いですね。
そんな2歳の娘は最近私を見ると「バキュン!バキュン!」と銃撃することが趣味だったりします。(西部警察の見せ過ぎでしょうか。)
運ばれた翌日、そんな娘の動作を見て妙に安堵しました。その安堵は納品や目標達成の安堵とはまた違った、細胞そのものに訴えかける安堵感かもしれません。私たちも犬や猫と同様、あくまで生き物である、ということを忘れてはいけないですね。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 00:13Comments(0)休日の企画営業