「地域主権型道州制」。
私は詳しい政治論者ではありませんが、この国の中央集権体制自体は成立後150年を経て限界にきているのではないかと感じることが多々あります。
「地域主権型道州制」はその名称の通り、現在都道府県である行政区画を道と州に分ける制度のことを指します。
主に現在中央からの支給に頼っている財源を地方主権に切り替えるなど、道州制は現在の都道府県と比較して幅広い行政権を行使することができる、といわれています。
地方出身者であればわかっていただけると思いますが、残念ながら地元を出て4・5年もすれば、地域の在り方は様変わりしています。メインストリートであった商店街はシャッター街となり、クルマで西へ30分、東へ30分、どちらへ行っても同じようにジャスコがあり、TSUTAYAがあり、ファッションセンターがあります。食事も似たり寄ったりの外食チェーン、京都の郊外と新潟の郊外で一体何が違うのか、一見するだけではわかりません。
これらのテナントや都市計画自体を否定するわけではありませんが、地方それぞれの香りは一体どこに行ってしまったのだろうと残念になります。
「地域主権型道州制」の意義・目的には以下のようなものがあります。
現在決して認知度は高くありませんが、個人的に非常に共感しているので引用させていただきます。
1.日本全体を元気にする
2.[1]を阻害する要因である中央集権体制を打破する
3.官僚主義の廃止
4.国民一人ひとりが安全で、楽しく、生きがい、やりがいのある日本を創る
5.グローバル化の時代にあって、国際都市・国際交流の拠点を作る
6.地域特性を生み出し、地域から明るく楽しい日本を創る
7.財政赤字を解消する
-->地域主権型道州制国民協議会のホームページ
大阪で大変残念な事件がありました。
私自身の価値は最小単位でしかありませんが、二度と起きてほしくない事件が二度と生まれないよう、自分たちが何をできるのか考えなくてはなりません。
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