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Posted by 京つう運営事務局  at 

2011年02月16日

「酒紹介」

大変ご無沙汰してしまいました。

突然ですが、2011年1月~2月にいただいたお酒の中で、特におすすめのものをピックアップしたいと思います。

●スペイン3ツ星レストランビール「INEDIT」



ワイングラスで飲むコンセプトのプレミアムビールです。
通常日本のプレミアムビールと言えば麦芽100%+アロマホップなど、香りの演出をホップで出すのですが、このビールは西洋料理にあわせるためなのか、オレンジピールとコリアンダーによって香りを整えています。
最初の飲み口が軽やかで後味は華やか。意外に飲み飽きないビールです。
価格が折り合えば毎日飲みたいビールです!




●英薫「酒有夢(さけありてまどろむ)」(斎藤酒造)



斎藤酒造さんの英薫は非常に著名なお酒ですが、「酒有夢(さけありてまどろむ)」はそれ程流通に出回っておらず、ネットでも購入することができないようです。今回特別に、お世話になっている寿司屋「薮うち」(下京区)の女将さんから分けていただきました。
フルーティーかつ柔らかな味わいが特徴ですが、後味はとてもスッキリしているのですいすいと飲めてしまいます。
和食はもちろん洋食にも合うお酒だと思います。


●「天吹 超辛口 生」(天吹酒造)



佐賀県は九州に位置するため一般的には「焼酎派」だと言われていますが実は「日本酒派」の土地柄です。(親類ができた4年前に知りました)
一般的には甘口のお酒が多いのですが、この天吹の味わいはあくまで辛口にこだわっている点が特徴です。さらに今回購入したのは生酒のため、とてもキリッとしてかつ新鮮な味わいでした。
社内で一献…と軽い気持ちで空けてみたところ、





3時間後になくなっていました。(業務時間外ですのでご容赦ください)

すでにネットでも売り切れ続出の商品ですが、また機会があればいただきだいですね!


またおすすめのお酒があれば随時ご紹介していきたいと思います。

  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 08:36Comments(0)休日の企画営業

2010年12月12日

「私と小鳥と鈴と」。

子育てをしていると常々自らの勉強不足に驚くのですが、特に童謡や「みんなの歌」の素晴らしさに最近気が付きました。
中でも「私と小鳥と鈴と」の曲、歌詞ともに深く心を打たれるものがあります。

「私と小鳥と鈴と」

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。

私が体をゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。




「みんなちがって、みんないい」。

この美しいフレーズを生み出した金子みすずさんは、1930年に26歳の若さで自ら死を選んでいます。金子さん自身はもしかしたら幸福とは言い切れない人生だったのかもしれません。
しかし、その視点から生まれる語彙には人間以外の万物に含まれた愛情が深く刻み込まれており、今も金子さんの詩に魅了される人が後を絶たないといいます。その意味では「彼女は未だ死を遂げていない」と考えることもできるでしょう。

Youtubeにも素晴らしい動画が掲載されています。


  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 23:07Comments(0)休日の企画営業

2010年12月12日

「救急車に乗る」

12月10日金曜日の夜に急きょ救急車に乗ることになりました。
(予定立てて乗ることなどは誰もないとは思いますが)


娘の容体が緊急的に悪化したのですが、年末は本当に色々なことがあります。だからこそ師走といわれるのでしょう。私は師ではないので、特に全速力で生きなければなりません。

取り急ぎは東山の救急病院に搬送したのち入院手続きをとり、自宅に戻って妻と娘の荷物諸々を確保し、職場に戻ってモバイルPCを整理し各種残った仕事を行い、深夜に再度救急病院に入ったのですが、特に症状がけいれんだったためにかなり慌ただしい対応でした。

基本的には24時間仕事をしていても眠気以外は苦にはならないのですが、こういった機会ばかりは当然ながら家族の時間をとることが任務なのではないかなと思います。
多忙の「忙」は「心」を「亡くす」と書きます。仕事は当然社会貢献として必要ですが、自らが心を亡くさないような仕事の仕方をしなくてはなりませんね。自分自身が心を亡くした仕事は誰も幸せにしないでしょう。


子供を育てていると、知らない間に私自身が育てられる、と感じることが本当に多いですね。
そんな2歳の娘は最近私を見ると「バキュン!バキュン!」と銃撃することが趣味だったりします。(西部警察の見せ過ぎでしょうか。)
運ばれた翌日、そんな娘の動作を見て妙に安堵しました。その安堵は納品や目標達成の安堵とはまた違った、細胞そのものに訴えかける安堵感かもしれません。私たちも犬や猫と同様、あくまで生き物である、ということを忘れてはいけないですね。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 00:13Comments(0)休日の企画営業

2010年12月04日

「広隆寺」

大変ご無沙汰してしまいました。

昨日会食した取引先の方から叱咤をいただいたので、再度積極更新していきたいと思います。


早速ですが、本日地元新潟から両親が来ていましたので、数年ぶりに広隆寺を参拝しました。

広隆寺1

京都には多数の文化遺産がありますが、中でも広隆寺は間違いなくトップクラスの聖地だと個人的には思います。

元来の建立に聖徳太子が関わっている由緒、山城最古の寺院である歴史はもちろんですが、20点の国宝、48点の重要文化財、その最上位に鎮座する弥勒菩薩半跏思惟像という豪華絢爛過ぎるラインナップは、仏像ファンならずとも興奮を禁じ得ないところでしょう。

広隆寺2

広隆寺弥勒菩薩半跏思惟像

リアルで見るとその美しさに圧倒されます。
その昔、ずっと目の前で見続けて発狂した人物がいるらしい。そんなエピソードにも深く納得する、スケールの大きい創作物だと思います。

1点残念だったのが、以前来たときは館内の中央に配置されていたようなのですが、今回は館内一番奥に配置されていたことです。安全上の配慮だと思うのですが、できれば横から、後ろからも拝見したいところでした。

事情は拝察しますが次回参拝の際にはレイアウト変更があればいいな、と思います!
  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 16:52Comments(5)休日の企画営業
本日は10:00に京都市伏見区付近で商談がありました。

烏丸御池からの場合、普段は電車で地下鉄、京阪を乗り継いでいくのですが、土曜日で天気も良いし、思い切って自転車で行ってみることにしました。どうも調べてみると、肉体的な疲労を考慮に入れないと時間的にもそれほど違いません。

ルートとしてもほとんど一本道なので迷う心配もありません。


大きな地図で見る


約11kmの道のり、1時間で無事到着しました。(帰りは50分)自転車の長距離走行にはある程度慣れていますし、平坦ルートだったのも幸いしました。これが洛西地域以西になってくると…それはもう我慢比べ以外の何ものでもありません。

商談も良い展開になりそうで、大変有り難い壱日でした。

状況によっては、これからも中書島付近であれば自転車で問題なく行けそうですね。
自転車フリークの営業陣の方々には、是非試していただきたいと思います。
※多量の発汗を伴うので着替えは必要です。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 17:46Comments(0)企画営業日記


新潟日報社 netpark ::: 新潟明訓、ベスト8入り 新潟日報社 netpark ::: 新潟明訓、ベスト8入り

新潟明訓高校が頑張っています!
運も味方しましたが、運を引き寄せる実力もついてきたのだと感じます!

9回表のピンチ、ピッチャーの神田選手の「人生で初めて1点もやれないと思った。」という言葉は素敵ですね。
  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 09:03Comments(0)企画営業日記
8月13日~15日までは地元新潟に居りましたが、ほぼ暇を見つけてこの本『永遠の0』を読んでいました。



坂ノ途中の平瀬さんご紹介の書籍でしたが、話に違わない名著でした。

15日で終戦から65年が経ちました。死者に口はありませんが、今の世界を見たらどのように言うでしょうか。
私たちは生きる者としての責任を、微々たるものながら果たしていかねばなりません。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 09:34Comments(0)休日の企画営業
毎年この時期は楽しい季節ですね!夏の全国高校野球がはじまりました!

夏の全国高校野球

私は関西に12年住みながら甲子園球場に行ったこともなく、中学~大学まで卓球しかしていませんでしたので思春期以降、野球とは関わりはないのですが、小学時代はリトルリーグで6番ファースト(微妙なポジジョンですが)プレイしており、甲子園大会は幼少のころより楽しませていただいています。

私があこがれる世代といえばやはり古いところでは清原・桑田選手や最近まで現役だった立浪選手、新しいところ(?)ではヤンキースの松井選手などが挙げられます。
仕事であまり見ることはできませんが、今年も素晴らしい熱戦を期待しています。

ちなみに昨年は我が地元新潟の日本文理高校が新潟史上初の準優勝を成し遂げ、大変な感動に浸ったわけですが、

2009年8月24日の新潟日報

2009年8月25日の新潟日報
※2009年8月24日・25日に友人から届いた地元紙「新潟日報」。地方紙の底力で一面ぶち抜きです。もはや広告まで文理を応援しています。

今年は少々悩みがあります。

何と地元新潟代表 新潟明訓高校と京都代表 京都外大西高校が初戦で対戦してしまうのです。

商売を考えると(?)京都を応援した方がお客様との一体感も感じることができますし、一体どちらを応援しようか迷うのですが、判官びいきで新潟代表を応援しようと思います!京都は基本的にスポーツが強いですからね。

いずれにせよ、どちらも頑張ってほしいですね!  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 08:13Comments(0)企画営業日記
私は自他共に認めるビール党兼日本酒党だったのですが、「ビール党」の看板をまことに遺憾ながらはずさねばならないことに相成りました。

インドの青鬼

とあるところで目にして非常に気になっていたこの地ビールは「インドの青鬼」という強烈なインパクトを持つ名前のペールエール・ビールです。

何でも植民地のインドに住む英国人のために、日持ちのするビールとして作られたことが醸造のはじまりであり、その苦さは通常の2倍であるということで、まさに苦味を愛するビール党なら虜になる「魔の味」であるということでした。

早速地ビール検索で上位に位置し、コンテンツ及び店長様の信頼性が高いと感じられるクラフトビアーズ様にて鋭意オンライン購入し、ビール党としてのレビューを残そうとしたところ、見事に轟沈しました!
これは私には苦すぎます!ホップの華やかな香りと苦味の調和、というよりは苦味しか感じませんでした。そしてその苦味がボディ・ブローのように舌に蓄積されていきます。飲めば飲むほどに苦くなるビールははじめて飲みました。これが植民地の味であり、英国貴族の栄光を体現した味なのでしょうか。帝国主義時代の骨太な味わい、といわれれば納得する気もしてきます。何せ苦すぎますが。

戦後民主主義時代の私は遺憾ながら「インドの青鬼」の前に完全に敗北したわけですが、「我こそはビール党であるぞ」という猛者の方はぜひ下記のウェブサイトからチャレンジをして頂きたいと思います。私はチャレンジする方を応援します。

クラフトビアーズ ヤッホーブルーイング「インドの青鬼」
※単品から注文できるので便利です。

ちなみに、当社もう1名のビール党に「インドの青鬼」を試飲してもらったところ「別に美味しいよ」とのことでした。一瞬彼には苦味の感覚が全く欠如しているのではないかと勘ぐりましたが、おそらく違うのでしょう。そこには超えることのできない高い壁がありました。

敗残者である私は今後日本酒党のみで自称していきたいと思います。一年岩をも通すの心境で精進していかねばなりません。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 17:33Comments(2)休日の企画営業
第2回 育児と仕事に関する調査 : gooリサーチ 第2回 育児と仕事に関する調査 : gooリサーチ

このアンケートは6歳以下の子供を持つワーキングマザー1000名に対して行われた調査とのことです。

短時間勤務や、国で定められている期間を超えた育児休暇などの育児サポート制度自体は大企業で行われている傾向が強いようですが、実際の「満足度」は「10人未満」の企業の方が高いということでした。
制度が実際に利用されるかどうかと、周囲の理解を得ることができるかどうかが一つのポイントなのでしょう。

また、今後欲しい制度としては「在宅勤務」「育児サービス利用料の補助」「事務所内保育所」が大きいポイントを占めました。
在宅勤務は一時期非常に推薦された制度だと考えていましたが、実際的には利用率が8.1%と非常に低い水準にとどまっています。

顧客情報保護の観点など、当然コンプライアンスに関わる部分はありますが、特にEC関連の分野においては、在宅勤務は今後段階的にでも増えていくのではないでしょうか。

一般に女性は同世代に対するマーケティングに卓越しており、ECにおける主要顧客層が女性なのであれば、当然女性をマーケッター、バイヤーにする方が良い成果を得られるからです。
(男性はこの点に限っては、同世代であっても論理的思考や素養が伴わなければあまり関係ありません。。。)

景気回復のためにも、ワーキングマザーの方に対しては今後さまざまなサポート制度が出てくることを望みますし、当社もそういった観点を意識せねばならないと感じます。  
タグ :育児仕事


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 08:50Comments(0)企画営業日記
地域主権型道州制

私は詳しい政治論者ではありませんが、この国の中央集権体制自体は成立後150年を経て限界にきているのではないかと感じることが多々あります。

「地域主権型道州制」はその名称の通り、現在都道府県である行政区画を道と州に分ける制度のことを指します。

主に現在中央からの支給に頼っている財源を地方主権に切り替えるなど、道州制は現在の都道府県と比較して幅広い行政権を行使することができる、といわれています。

地方出身者であればわかっていただけると思いますが、残念ながら地元を出て4・5年もすれば、地域の在り方は様変わりしています。メインストリートであった商店街はシャッター街となり、クルマで西へ30分、東へ30分、どちらへ行っても同じようにジャスコがあり、TSUTAYAがあり、ファッションセンターがあります。食事も似たり寄ったりの外食チェーン、京都の郊外と新潟の郊外で一体何が違うのか、一見するだけではわかりません。

これらのテナントや都市計画自体を否定するわけではありませんが、地方それぞれの香りは一体どこに行ってしまったのだろうと残念になります。

「地域主権型道州制」の意義・目的には以下のようなものがあります。
現在決して認知度は高くありませんが、個人的に非常に共感しているので引用させていただきます。

1.日本全体を元気にする

2.[1]を阻害する要因である中央集権体制を打破する

3.官僚主義の廃止

4.国民一人ひとりが安全で、楽しく、生きがい、やりがいのある日本を創る

5.グローバル化の時代にあって、国際都市・国際交流の拠点を作る

6.地域特性を生み出し、地域から明るく楽しい日本を創る

7.財政赤字を解消する


-->地域主権型道州制国民協議会のホームページ

大阪で大変残念な事件がありました。
私自身の価値は最小単位でしかありませんが、二度と起きてほしくない事件が二度と生まれないよう、自分たちが何をできるのか考えなくてはなりません。  
タグ :道州制


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 08:57Comments(0)企画営業日記
サポタントが「ECサイトのトレンド調査」、サイト幅が900ピクセル以上のサイトが58% | Web担当者Forum サポタントが「ECサイトのトレンド調査」、サイト幅が900ピクセル以上のサイトが58% | Web担当者Forum

私が業界に入った当時は「800×600の解像度に合わないウェブサイトは屑だ!」という時代でしたが、サイト幅においては、10年経っていても正直言ってそれ程大きくは変わっていないな、という印象を受けます。
確かに150ピクセル増えれば提供できる情報量やデザインの見せ方も大きく変わりますが、媒体そのものの抜本的な変化に比べると進み方が穏やかです。

どちらか言えば時代がミニマム化に進んでいるからなのでしょうね。

逆に「解像度平均」など、日本のインターネットユーザーが利用している解像度の平均をとれば、この10年で間違いなく下がっているのではないでしょうか。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 08:44Comments(0)企画営業日記
Yahoo! JAPAN - プレスリリース ― Yahoo! JAPANの検索サービスにおけるグーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信システムの採用、ならびにYahoo! JAPANからグーグルへのデータ提供について Yahoo! JAPAN - プレスリリース ― Yahoo! JAPANの検索サービスにおけるグーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信システムの採用、ならびにYahoo! JAPANからグーグルへのデータ提供について

Yahoo!JAPANが独自の検索テクノロジーからGoogleの検索エンジンに切り替えることを発表しました。実際的に時期はどうなるかわかりませんが、このことによりこれまでGoogle37%、Yahoo53%となっていた検索シェアの内、実質9割をGoogleが握るということになります。

最近は特にYahoo!Search Technologyの頻繁な変更により、ECサイトにおいて検索順位が不安定になることが多くありました。毎日ディスプレイを見ては頭を抱えていたショップ様にとっては、非常な朗報であると言えるでしょう。

ただし、長期的な観点でいけば、日本における検索エンジンという概念自体の終わりが始まったと考えることもできます。
寡占化された検索技術が、逆に顧客満足の視点を忘れたときには、他の検索サービスあるいはソーシャルメディアが一気に台頭してくることが想像に難くありません。イノベーションが起こる土壌が生まれた、といえます。

日本における検索テクノロジーの競争相手が少なくとも目の届く範囲にはいない状態で、果たしてGoogle(Yahoo!Japan)が、抜本的なサービスの向上をどこまで実現できるのか。注目してみたいと思います。

モバイル、その他電子媒体などに日本の主力媒体がスライドしていくことも考えられますね。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 08:51Comments(0)企画営業日記
今月号の日経ネットマーケティング「売れるサイトはカートで勝負 - 買い増しを誘い離脱を防ぐ13の技」は大変面白い記事でした。

日経ネットマーケティング2010.8

この雑誌のメリットは散発化されている情報をまとめ、咀嚼しやすくなる点にあると思います。検索エンジンとソーシャルメディアが玉石混交、何しろ情報過多の時代です。

「ライターが自らの成果物について推敲を行い、編集者が内容のチェックを行い、最終的な責任者がGOを出す」

紙媒体はWEBに比べて大変な労力がかかるのは想像に難くありませんが、だからこそ情報が洗練されるという点も、情報消費者としては忘れてはならないと思います。

今回の特集に関して要約だけをカンタンにまとめると、以下のようになります。

1.レコメンド機能で購入金額増加
アミファ
レコメンドを直接カートに入れることができる仕様が便利です。

2.商品特性やユーザーに合わせたページ遷移設計
大地を守る会 
日本ロイヤルガストロ倶楽部
「カートに入れた後の遷移をどのようにするか」は確かに大きなポイントです。

3.定期購入を促進
やずや
ドラッグアンドドロップで商品を移動できること、割引率がとてもわかりやすいことなど、顧客の購買心理を非常に考えている流れです。


4.配送先の複数指定機能でギフト利用を促進
お取り寄せひろば
お中元などの贈り物需要は大きいですね。
当社のショッピングカートでも、もちろん対応しています。

5.会員登録のメリット打ち出し登録促進
壮快ネット
個人情報保護の流れから、会員登録が嫌悪されるケースが増えてきていますが、「実はメリットも多い」ということを上手くアピールしていると思います。

○その他
6.発送予定日、返品に関する情報を明記して不安を取り除く

7.送料無料になるまでの購入金額を明記

8.少額商品へのリンクをはって送料無料金額への購入を後押し

9.カートページのデザインをECサイトと統一

11.エラーの出にくいフォームづくり

12.簡潔なフォームづくり

13.カートに入れた商品を一定期間保持

今後のカートにおいて最も課題となるのは、おそらく「11」「12」にあるフォーム画面です。

会員登録、ログイン、複数お届け先、注文完了など、購入に関わる全ての画面遷移にはフォームが絡んでおり、これらの流れの中でのカート離脱率は非常に重要な問題です。

さまざまな媒体が生まれてくる中で、これからの数年で今の画面設計そのものがガラリと変わるのではないでしょうか。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 09:12Comments(0)企画営業日記
7月22日、協力会社のシーネット様主催の「通販フルフィルメントセミナー」に参加してきました。

通販フルフィルメントセミナー

フルフィルメントという言葉は特に通販業界では非常に重要なキーワードとなりつつあります。

もともと「フルフィルメント」は「実現」や「達成」という意味の言葉ですが、通販、ECにおいては商品の発注から決済、ピッキング、配送までをトータルに満たすことを指します。統一化したサービスを提供し、特に「販売窓口」と「物流」の差別化が必要な時流の中で進化してきた考え方だといえます。

市場が拡大していく中で、一般顧客と企業の「窓口」はこれからもさらに多様化していくことが予想されます。
ネット・TV・ケータイ・カタログ・そのほか電子端末、どこから顧客と接点を持っても平準化したサービスを提供できることが、通販企業の必要条件になることでしょう。
そして増えていくチャネルの主役は明らかにネット通販だと考えられます。

フルフィルメントサービスは、まさにそういったチャネルの多様化に対するソリューションになります。

大きく「販売」フェーズと「物流」フェーズの2つに分けるとすれば、当社は前者の窓口を作り・運用を支援することが主なサービスとなりますが、これまでにも増して顧客研究・事例研究を研鑽していかねばならないと痛感しました。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 12:38Comments(0)企画営業日記
ECで希望の決済手段がなければ75%が他サイトへ――ネットプロテクションズが意識調査 | Web担当者Forum ECで希望の決済手段がなければ75%が他サイトへ――ネットプロテクションズが意識調査 | Web担当者Forum

サンプル数が2064名というのは多いとも少ないとも言えない数値だと思いますが、ひとつの指標としては大変参考になるデータです。

この中で合わせて「利用したい決済方法」についても統計があり、59%のユーザーがクレジットカードを希望しているということでした。

単純計算ではありますが、2064名のうち、約半分の913名が「クレジットカードがなければ他のサイトでものを買う」という統計結果だと読み取ることもできます。

ただし、「どのような商品を購入する時の行動なのか」を具体化することによって、この辺りの数値はかなり変わってくるようにも思います。例えば日用品であれば間違いなくポイントや割引が関連してくるでしょうし、オンリーワン商材であれば、極端に言えば銀行振込しか決済方法がなくても思わず購入してしまうこともあるでしょう。

特に日用品を取り扱う大規模ショップにおいては、この辺りのお客様の購買行動を逆手に取った決済手段の提供などもできそうですね。商品だけではなく、サービスの観点から考えた差別化のポイントは色々あると思います。
  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 07:48Comments(0)企画営業日記
経済産業省から2009年のEC(BtoB / BtoC)に関する統計が発表されました。

経済産業省「電子商取引実態調査」(7月20日)

BtoCに関しては前年比10%増の6.7兆円となり、不況下の中でも引き続き市場を伸ばしました。

伸び率で考えると医薬化粧品小売業の市場性が2250億円となり、前年比130%増と最も大きい増加となりました。2番目としては自動車・パーツ・家具・家庭用品などのジャンルで、市場規模は9460億円、増加率は122%となっています。
こちらの2ジャンルはEC化率(※全ての商取引におけるECの割合)が2%台となっており、若干高い数値となっています。

反面、衣料・アクセサリー小売(市場規模860億円)、食料品小売(同3770億円)についてはいずれもEC化率が0.6~0.7%となっており、まだまだEC化が進んでいるとはいえません。

今後の伸び率次第では、これらのジャンルが市場をけん引する可能性もありそうです。


BtoBに関しては131兆円となり、前年比17.5%減と大きな減少となっています。
データを見ると、やはり鉄・電気・情報関連機器など製造業の大きな減少が影響しているようです。
前年度比で20%~30%の減少となっています。

対して金融ジャンルが7兆8050億円と前年度比112%増となっていることが印象的です。BtoCにおいて金融ジャンルは前年度比8%の減少(800億円)となっています。

金融に関しては、不況からの回復はBtoBの方が早いといえそうです。

その他、データを見ると「越境EC(国外のサイトから購入)」が他国で増えてきており、海外をターゲットにした購買行動が、特に中国・韓国において確かに根付きつつあることを実感しますね。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 07:48Comments(0)企画営業日記
7月15日(木)、商工にっぽん様主催のセミナーにて弊社代表市田美加が講演をさせていただきました。



テーマは「“ネット通販” 最新成功事例から学ぶヒットの法則」ということで、近年多様化する成功事例を、当社のレビューを交えてご紹介させていただきました。

東京駅より徒歩5分の好立地ということもあり、関東方面約20社の企業様にお集まりいただきました。ご多忙のところ、まことにありがとうございました。

ネット通販は市場が伸びている半面、それ以上に競合が増えてきておりかなりのレッド・オーシャン(競争激化市場)になりつつあります。
今回お話させていただいた内容には、それらの激化市場を乗り越えるエッセンスが含まれていることは自負できますので、僭越ながら是非ご活用いただければと思います。

本セミナーは8月5日(木)にも開催されますので、ご興味のある方は「商工にっぽん」ホームページよりお申し込みください。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 07:47Comments(0)企画営業日記

2010年07月15日

豪雨の奈良

昨日は奈良県へ出張でした。西日本全域が非常に強い雨で、場所が山間部ということもあり心配でしたが、幸い全く無事に往復することができました。




西日本の中でも、特に奈良と和歌山は歴史的に「京都以前」という雰囲気が色濃く出ている地域だと思います。地名ひとつとっても、平安京以前の神話に由来する名前がとても多く、想像力をかきたてられます。
特に山間部にある地域が生まれたエピソードにはかなりの歴史的ロマンを感じます。興味のある方は是非調べてみてください。


英語や金融を学ぶのも大変結構ですし、国際化の時代には必須だと思うのですが、「じゃああなたのルーツは何?」と聞かれたとき、やはり歴史に対する意識を持って話すことが必要だと思います。そうでなければ外国の方との英会話も「異文化交流」ではなく一方的な「異文化勉強」になってしまいかねません。それでは相手も面白くないことでしょう。

一息に語ってしまうと誤解も多くなってしまうのですが、まずはもっと国際化を意識した「世界史の中での日本史教育」と「地理と日本史の関係教育」が求められますね!

社会科の先生方には是非明日の日本のために、奮闘して頂きたく思います。
※余談ですが私も高校時代、社会科教師を目指した時期がありました。
  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 12:27Comments(0)企画営業日記

2010年07月13日

「名著で学ぶ戦争論」

個人的に書店は究極のセグメントが可能だと思っているのですが、京都では大垣書店さんなどは上手くされているな、と感心しています。

●Bivi二条の大垣書店
●イオンモールHANAの大垣書店
●烏丸三条の大垣書店

それぞれに揃えている本の種類が全く異なります。
「この前烏丸の大垣にあったよね」などと油断しているとしっぺ返しを食らうことも多々あります。

最近読んだ本「名著で学ぶ戦争論」。これは関東出張の前の京都駅構内で購入しました。

名著で学ぶ戦争論

文庫なだけに2時間で読めると思っていたら認識が甘く、意外に骨太でした。
紀元前から20世紀まで古今東西「戦争」をテーマにした文献をサマリー(要約)として紹介しています。

紹介している文献の中には、あまり一般には知られていなかったり、邦訳が為されていない文献もあるため、全体的な「戦争論史」を俯瞰することができます。

実際的に各文献に割かれているページ数は5~6ページにすぎないため、この本のメリットはあくまで俯瞰ができる、という点のみにあると思いますが、逆にこのメリットを文庫本で実現していることには敬意を表します。

「戦略」という概念や言葉は過去の戦争史から生まれてきており、最近は特に仕事においても重要な概念となります。リデルハート、クラウゼヴィッツ、孫子、コリン・グレイなどの戦略に対する考え方を知ることで、確かに活かせる部分は多いだろうと感じます。

ただし、本当に知見を得るには原著を当たる必要がありますね!

余談ですが、こういったテーマで個人的におすすめしたいのは「敗者の戦後」です。

敗者の戦後

現代、「戦争論」を考えるに当たり「戦後論」を含めることは必須ではないでしょうか。  


Posted by 株式会社アロンジェ小林永  at 08:55Comments(0)企画営業の読書